鯛焼 濱一

とある事情通から聞いた話によると、浜松周辺で手作りの餡でたい焼きを作っている店は2、3軒しかないそうです。ここ濱一はそのうちのひとつ。たい焼きが焼けるまで、店内で待てるのもうれしい。そして、出来立てのアツアツをひとつ食べると、めちゃ幸せです 「たい焼きはシンプルだから、逆に難しい。だから、毎日が修行だよ」と言う、こだわりのたい焼き屋さんです。

遠州のたい焼きシリーズ

鯛焼 濱一

暗い夜道で、この小さな看板が目印。

鯛焼 濱一

ありました。クルマがじゃまだなぁ〜、僕のクルマです 駐車場がないんですよぉ。

鯛焼 濱一

おぉ、やってるやってる。たい焼き専門店です。

鯛焼 濱一

店内にイスが置いてあるので、座って待ちます。焼き場が全部丸見え♪ 待ってる間の気遣いでしょうか、飴玉を1個もらいました。先客でお兄さんがひとり、そして、待ってる間に高校生の男の子が1個、お父さんに連れられた2人の子供が1個ずつ、バイクで来た学生さん、そして、仕事帰りのOLさんが「おじさん、11月1日に楽しみに来たのにやってなかったよぉ〜」、「ごめんごめん、今年は11月10日からだった」なんて、小さい商売が良い感じです。

鯛焼 濱一

なぜか店内はタイル張り、いろいろ飾ってあります。

鯛焼 濱一

写真や雑誌・新聞の切抜きが額に納められています。その下にある型で鯛焼きを作ったら、立派なたい焼きが出来そうですね。

鯛焼 濱一

冬場は鯛焼き販売、夏場は漁師
「濱一の鯛焼」今泉勝彦さん(浜松市)

 毎年、11月1日から4月中旬までの約半年、鯛焼き屋を営む。
 店は浜松市参野町、芳川より西、国道150号線、大浜街道より南の住宅街にある。「板前をしていたんだよね」と今泉さん、「濱一」の屋号は、父親から譲り受けたもの。
 小豆は北海道十勝産、7時間かけて炊き上げる。「うちの鯛焼きはさめてもうまいようにと、小豆よりも生地の方にお金がかかってるよ」、卵も牛乳も黒砂糖も入っているそうだ。
 夏場になると漁師に変身?する今泉さん、天竜川河口に船を係留し、冬でも朝だけ漁に出る。「夕方に知り合いに網を仕掛けてもらってね。今朝捕ったタイがいけすに入っているよ」
 5月からはカツオの1本釣りも、獲物は魚屋に卸すこともある。
 しっぽまであんこが詰まった「濱一の鯛焼」は1個100円、西は新居町、東は袋井市からもまとめ買いの客がやって来てにぎわう。
 一度に焼ける数に限りがあるので、あまり待てないという人は、電話予約するといい。

営業時間は10時30分〜20時、正月1日〜3日を除き無休

鯛焼 濱一

先代と屋台。そして、昭和33年(!)の新聞の切り抜き。

鯛焼 濱一

人柄がにじみ出た笑顔です。

鯛焼 濱一

袋が雰囲気です♪

鯛焼 濱一

餡子はしっかり煮詰めて濃い感じ、大粒の十勝産のあずきが程よくつぶれてて、美味い。

鯛焼 濱一

ふむふむ

鯛焼 濱一

焼いていない時は型が片面だけ熱くなって焼きムラが出ないようにタテにするそうです。