vwup

9/17の日経新聞に、こんな記事が載りました。

独フォルクスワーゲン(VW)は2018年までに日本国内の年間販売台数を11年比2倍超の約11万台に引き上げる。10月に排気量が約1000ccの小型ガソリン車「up!(アップ)」を発売するほか、14年にもディーゼル車の国内販売を再開する。販売店の数も現状比1.3倍以上に増やす。ユーロ安で日本市場での収益性が高まっていることもあり、事業強化を急ぐ。

しかも

一般的にディーゼル車は同じサイズのガソリン車より燃費が3割程度改善するとされており、国内でエコカーとして関心が高まっていることから再参入する。販売車種は小型車を中心に検討中だ。

だって。

どうする

up2

CORISMの情報通り、本日発表、10月1日発売

up!の写真を始めてみた時、バンパーって言うか、グリルって言うか、やられたと思いました。

三段論法で言えば、、、

  1. 14年にもディーゼル車の国内販売を再開する。
  2. 販売車種は小型車を中心に検討中だ。
  3. 14年に販売されるのは、up!、ポロのディーゼル車?

フォルクスワーゲン・ポロ ブルーGTもスゴイと思ったけど、日本での販売力がなければ、現地のベーシックに近いクルマを日本で手に入れるのは難しい(=覚悟がいる)ってことですよね。

う〜ん

(みなさん、どう思いますか?)


追記:

このレポートの内容は、考えさせられますね。

 こういった特性がアウトバーンという速度無制限の高速道路を背景にしたものであることは間違いない。またそれが、100km/h制限という日本の事情とはかけ離れたものであることも十分に理解している。しかし僕はup!に乗ってこう感じた。日本のコンパクトカーは100km/hという日本の最高速度規制に甘えきってしまっているのではないか?と。

 ヤリス(日本名ヴィッツ)、マイクラ(同マーチ)、ジャズ(同フィット)など、苦戦はしているが日本のコンパクトカーも欧州で販売されている。しかしそれらは日本で販売されているものより足回りやボディ、遮音性を強化している。乗り比べると驚くが、単に足が硬いのではなく、乗り味のガッチリ感やしなやかさ、静粛性からして別物なのだ。それに対し、日本で販売されているのはコストを最優先にした仕様。高速道路も走れなくはないが、たとえ100km/hレベルでも伝わってくるのは頼りなさや薄っぺらさであり、ロングドライブを快適に過ごすことはできない。

 そもそも日本のユーザーはコンパクトカーにそんな性能を求めていない? そう考えることもできるだろう。しかし実際のところ、up!のようなクルマに乗ったことのある人は少ないし、ましてや海外仕様の国産コンパクトカーに乗ったことのある人などほとんどいないのが現実。それをもって「ユーザーは求めていない」と決めつけてしまっていいのだろうか? 日常の足として使っている際にもしっかり感を実感できたり、高速道路に乗ったときの頼りがいのある走りに感心したり。そういうプラスαの魅力を無用と感じる人は、むしろ少ないのではないだろうか。

 ましてやダウンサイジング化が進むなか、上級車種からコンパクトカーに乗り換える人は確実に増えてきている。そんな舌の肥えたユーザーに満足感を提供するには、日本のコンパクトカーはもう一皮むける必要がある。