ルーテシア0.9Tのエンジン Energy TCe90
これ、たぶん、CG(コンピュータグラフィックス)です。もともと、CADで設計してるから、こんなの簡単でしょうけど、昭和のオジさんの僕からするとカッコいい画像だと思ってしまうんですよねぇ。
クルマの正面に立って見た時に、画像の右側が手間になります。
TCe90の数字は馬力(ps)を表します。
実はこの画像はエアコン潤滑剤の記事でコンプレッサーはどこに付いているか説明するためにネットで探したもので、文章がうまく書けずに時間切れで割愛したのですが、動画探したり、実物を撮ったり、手間がかかったので紹介させてください。
ちなみに、画像の下の方で黒いベルトがグルグル回ってるところの右上の円筒がオルタネーター(発電機)で、その一番下にある黒いプーリー(と言う部品ですかね?)の奥にエアコンのコンプレッサー(圧縮機)があります。
こちらはTCe90の動画。これがまたカッコいいんです(BGMも)。
そして、こちらがルーテシア1.2TのエンジンTCe120のもの。Tce90がポート噴射、Tce120が直噴なので、見比べると違いが分かりますよ。
TCe90の性能曲線図。最高出力が最高出力が66kW(90ps)/5,250rpm。最大トルクが135N・m(13.8kgm)/2,500rpm。(ルノージャポンの主要諸元より)
ブンブン回すスポーツカーではなく、まぁ、フランスのオバちゃんのサンダル車です。
TCe120の性能曲線図。最高出力が88kW(120ps)/4,900rpm。最大トルクが190N・m(19.4kgm)/2,000rpm。こちらの方がさらに低い回転から広い範囲でフラットトルクだから扱いやすいクルマになります。
右前輪の方に立って、前を覗き込んでみました。中に銅線が見えるのがオルタネーターで、縦じまの板がインタークーラーです。
今度はフロントグリルから中をのぞき込むと、横じまのがラジエターです。
グリルの左の方を覗き込むと縦じまのインタークーラーが見えます。
(最近は非マニュアル車ばかりだから性能曲線図を見る機会が減りました。)
追記:
COCKPIT PRESS「アイドリングストップ車のバッテリー交換の注意は?」より
- Wikipedia > アイドリングストップ (ISS: Idling Stop System)
アイドリングストップは駐停車や信号待ちなどの間にエンジンを停止させることで、燃料節約と排出ガス削減の効果が期待されている。アイドリングストップが理想的に行われると、14%程度燃費が向上する。エンジン再始動時にかかる燃料と、5秒間エンジンを停止することで節約される燃料の量がほぼ等しいので、5秒以上停車する場合は、アイドリング・ストップした方が燃料消費が少なくなると試算されている。また、1日10分間のアイドリングストップによって、乗用車1台あたり1年間でCO2排出量が約120kg削減される。
世界で初めてアイドリングストップ機能を搭載した乗用車は4代目トヨタクラウン(1971年〜1974年)である。EASS(Engine Automatic Stop and Start System)の名でMT車にオプション設定された。
追記: SCe70の動画があったので追加しました。
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この記事へのコメント
動画はもちろんCGですが…
この性能曲線は全開時の物のなのでハーフスロットルの曲線があると
より現実的にみることが出来るんですけどね。
本当に最近は性能曲線を見ることが減りましたね。
1.2とRSはトランスミッションは同じはずで、RSは240Nmでトルクカットしているのに対して、1.2は190Nmでトルクカットしているので性能差を明確に分けてますね。
恐らくですが、どちらも動力性能と燃費の両立から現在の数値になっているんでしょうね。
しかし、エンジンサイズに似つかわしくないサイズのオルタですね。
コメントありがとうございます。
組み上げられたエンジンだから実物ですか。CDだとの表現に取り消し線をいれておきました。
フルスロットル(アクセルべた踏み)ですか。そんなことをすることはありませんものね。それにフルパワーにかかる所要時間も分かるとより詳しく性能が分かるんでしょうね。
トルクカットしてるからフラットトルクになるんですね。
オルタネーター(発電機)が大きいのは、0.9Tにはストップ&スタート機能が付いているためだからですかね?
私的な思いですが、RSはトランスミッションの容量から、1.2はRSとの差別化のためトルクカットしているのだと思います。
なので1.2はもっとトルクが出せると思います。
あぁ、0.9はISSがあるんでしたね。
それならそれなりに大きなオルタネータが必要ですね。
RSと1.2、ふむふむ、そうかもしれませんね。ただ、1.2に関してはフラットトルクの方が運転しやすいこともあるかも。
そうです、0.9にはアイドリングストップが付いてます。追記をしておきましたが、世界で初めてアイドリングストップ機能を搭載した乗用車は1971年〜1974年に販売されていた4代目トヨタクラウン、しかも、MT車にオプション設定されたんですね。
余談ですが、「エンジン再始動時にかかる燃料と、5秒間エンジンを停止することで節約される燃料の量がほぼ等しい」と言うことなので、信号が赤から青へ5秒以内に変わりそうなタイミングで停止した時はアイドリングストップが動作しないようにしています。具体的には、MT車の場合はブレーキを踏んで、クラッチを切って停止し、クラッチから足を離したタイミングでエンジンが停止し、クラッチを踏んだ時にエンジンがかかるので、クラッチは踏んだままにしています。
カム駆動はタイミングチェーンになってるんですね。となると、タイミングベルトのような切れは心配しなくても良いけど、オイル管理が重要になりますね。
ウオーターポンプが可変用容量になって冷却管理が細かくなって、排ガス・燃費の両方に効果が期待できるのかな。
RRも面白そうだなぁ・・・・・・
コメントありがとうございます。
僕もこの動画、すごく面白くて何度も観て、皆さんにも紹介したいなぁって思ってて、、、
はい、タイミングチェーンになって交換時期も15万キロになって、維持費が少なくて助かります。
オイル管理ですか?今度、ルノーに行った時にタイミングチェーン関連も含め、いろいろな交換時期を確かめたいと思います。
ウォーターポンプ?さすが、ご自分でメンテナンスされてるから、そんなところも分かるんですね。僕なんか動画観てカッコいいな〜って思うだけで(恥;;)
RRのトゥインゴ、試乗が楽しみです♪
チェーンはリンク部分の摩耗等でどうしても伸びます。なのでオートテンショナーを使って、その伸びを調整吸収するようになっています(チェーンを両側から挟み込むようにしてるやつがそうだと思います)。
オイル管理が適切ならば交換寿命までオートテンショナーで吸収しきれるはずの伸びが、オイル劣化による潤滑不良で伸びが設計値を越えてしまい吸収しきれなくなってカムトラブルになる・・・と言うのが、日本車でも見られるようです。
返事が遅くなり、申し訳ありませんでした。
なるほど。
ってことは、タイミングチェーン自体は寿命が長くなり、エンジンを降ろして交換するまでの期間は長くなったにせよ、まめにオイルは交換する必要があるってことですね。
また、ルノー浜松に行く機会を作って、聞いてみることにします。
いつも、ありがとうございます。