House

お詫び: よくよく聞いたら「コスパ良すぎ」と言っていました。ハウス食品さん、このブログを読んでいただいた皆様、たいへん申し訳ありませんでした。

最近、このCMをよく見かけます。遠藤憲一唐沢寿明のようにシリアスもコミカルも演じられる俳優さんはすごいなぁ〜と思うし、その2面をカチカチ入れ替えながら演ずる作品は面白いなぁ〜と思います。amazonプライムビデオで観た唐沢寿明の「イン・ザ・ヒーロー」、めちゃ面白くて、しかも、泣けました。

いかん、脱線した。で、このCMの最後の一言。

コスパ安すぎ!

、、、って何か変じゃないですか?


CM ハウス食品 レトルトカレー「プロ クオリティ」

まずは、CMをご覧ください。そして、最後の一言「コスパ安すぎ!」が耳に残ります。が、しかし、初めて見た時、エッ! そうやって使うの?ってひっくり返りました。

そもそも、コスパとはコストパフォーマンス(cost performance)のことで、大学を卒業してずっと務めた会社で入社半年てコンピュータ部門に配属され10年、その後も、システム開発のプロジェクトに参加したり、リーダーしたりして、「システム開発は、パッケージを素のままで使って、全体最適化をしながら、自社でインターフェースを開発するのがコスパが高い(優れている)」と言う持論でやってきました。あっ、まだ脱線

で、ASCII.jpデジタル用語辞典によれば、、、

コストパフォーマンス
作業に必要な費用(コスト)と、その作業を実行するための能力(パフォーマンス)を比較したもの。少ない費用で高い能力を得られる場合は、「コストパフォーマンスが高い」という。

でしょ!、、、とすると、コスパ安い=コスパ悪いになっちゃいますよねぇ〜。もちろん、CMで「安い」と言う言葉を使いたいって気持ちも分かるし、CMとしては伝わっているとも思いますが、普通「安い」は使わないなぁ〜。

でもね、Wikipediaの「コストパフォーマンス」にはこんなことも、、、

建設コンサルタントや官公庁での会議や打ち合わせでは benefit by cost を略してB/C(ビーバイシー)とも呼ばれている。

benefit by cost (費用による利益)、、、コンサルタントや官公庁は曖昧な表現は使わず、「by(による)」が入る言葉を使うことで正確にしてるんですね。さすがです!

僕もコーティング剤の記事を書く時には、「簡単、キレイ、安いと言う観点で」と言う前提条件を必ず明記して、コスパ最高!などと評価するようには気を付けています。

ちなみに、脱線ではなく蛇足ですが、、、「シミュレーション」と言う言葉を「シュミレーション」と書く人がいますが、仮名漢字変換でも「趣味レーション」と変換されるように、間違いですので、お気を付けください♪