
エディット・ピアフ (ベスト版)
DVD「20世紀の巨人 - サウンドとリズム」で初めて知った、20世紀最高のシャンソン歌手 エディット・ピアフのベスト版CDです。越路吹雪も歌った「愛の賛歌」は僕でも知ってる名曲。それ以外にも、たぶんカバーで聴いたことがある曲がいくつかありました。シャンソンと聞くだけで、苦手だと思っていましたが、やはり本物は良いです。

「愛の賛歌」は、越路吹雪が歌った訳詞と、フランス語の歌詞の対訳を比べると、後者の方がさらにグッと来ますね。
愛の讃歌 (訳詞:岩谷時子)
あなたの燃える手で あたしを抱きしめて
ただ二人だけで 生きていたいの
ただ命の限り あたしは愛したい
命の限りに あなたを愛するの
頬と頬よせ 燃える口づけを
交わすよろこび
あなたと二人で 暮らせるものなら
なんにもいらない
なんにもいらない あなたと二人で
生きていくのよ
あたしの願いは ただそれだけよ
あなたと二人
固くいだき合い 燃える指に髪を
からませながら いとしみながら
口づけを交わすの 愛こそ燃える火よ
あたしを燃やす火 心とかす恋よ
愛の讃歌 (対訳:橋本千恵子)
青空だって私達の上に落ちて来るかも知れない
地球だって、ひっくり返るかも知れない、でも
大した事じゃない、あなたが愛してくれれば
世の中のことはどうでもいい
恋が私の毎朝を満たしてくれれば
私の体があなたの手の下でふるえる時には
重大問題なんぞどうだっていい
あなたが愛してくれるんだから
世界の涯までも行きます
金髪にも染めもします
あなたがそう言うなら
お月様をとりにだって行きます
宝物を盗みにだって行きます
あなたがほしいと言うなら
自分の国を見捨ててもいい
友達を見捨ててもいい
あなたがそうしてほしければ
ひとがあたしの事を笑ったって平気
何だってしてのけます
あなたにそう言われれば
もしもいつか、人生があなたをうばっても
あなたが死んでも、あなたが遠くへ行っても
あなたが愛してくれさえすれば平気
だって私も死ぬのだから
あたし達は永遠の中に生き
広々とした青い空の中で
問題なんぞない空の中で
恋人よ、愛し合うのだから。・・・・・・・・・
神様が愛し合う二人を又結びつけて下さるでしょう
バラ色の人生 (対訳:橋本千恵子)
あの目で見られるとつい目を伏せてしまう
口許にうっすら浮かんで消えるあのほほえみ
それがありのままのひとの面影
私が身も心も捧げているあのひとの
あのひとが私を腕に抱いてくれる時
そっと、話しかけてくれる時
私の目にうつるのはバラ色の人生
愛の言葉をささやいてくれると
よくある愛の言葉だけれど
やっぱり何かを感じる
私の心の中に
幸せがやって来た
そのわけはちゃんと分かってる
(あのひとはわたしのもの
一生、私はあのひとのもの)
そうあのひと(あなた)は言った、誓ってくれた
だから、あのひと(あなた)の姿が見えるととたんに
すぐ私は感じる 胸がときめくのを
いつまでも続く恋の夜々
すばらしい幸せで一杯
退屈や苦しみなんぞ消えてなくなる
幸せで息がつまりそう
ラ・・・ラ・・・ラ・・・
コメント
コメント一覧 (2)
フランス人なら誰でも知っている歌で、フランス人とカラオケへ行ったら定番です。
彼女の歌はどの歌も目を瞑るとパリの情景が浮かんできそうな独特の雰囲気をもっているように思えます。
ウィキペディアによると、シャンソンとはフランス語で「歌」と言う意味だそうで、エディットピアフは国民的歌手として、今でもCDが売れているようなので、日本で言えば、美空ひばりってところですかね(笑)
そうそう、浜松で一番大きい結婚式紹介所は「ラビアンローゼ」と言います