ミニベロを買うつもりで自転車屋さんに行き、ロードバイクを衝動買いして「自転車、買っちゃいました」とエントリーしたら、うちのクラブの自転車部(クルマのクラブなのに、なぜか自転車の部活がある)の《》Manma部長に、「コンパクトドライブにした方が良いかも」とコメントいただきました。早速、自転車屋さんに電話したら、「先日も説明しましたが(えっ、そうだっけ)、その方が良いと思います。それに購入時だったら最初から付いている部品を下取りしますよ。」と言われ、速攻でコンパクトドライブ シマノ FC-R600に交換しました。
これ、マジで大正解でした。《》Manmaさん、ありがとうございました。
僕の自転車のフロントにはアウト52、イン39の歯数のギアが、リアにはローからハイへ12-13-14-15-16-17-19-21-23-25の歯数のギアが付いていて、このフロントをアウト50、イン34のコンパクトクランクセットに変えました。じゃ、実際にどうちがうの?って言われても、ノーマルの状態を乗っていないので分かりません。そこで、フロントの歯数をリアの歯数で割って、ペダルを1回転させた時のリアの回転数を求めてみました。
左が取替え後のコンパクトドライブのインとアウトを、右が取り替え前のノーマルドライブのインとアウトです。例えば、左の一番下の1.36という数字は、フロントのイン34(内側の小さいギア)をリアのロー25(内側の一番大きいギア)で割って、ペダルを1回転させるとタイヤが1.36回転するという意味になります。ロー(軽い=大きいギア)からハイ(重い=小さいギア)へ、グラフではタテに上へ行くと、回転数は大きくなり(重くなり)ます。
さて、48歳のオジサンがロードバイクを平坦な道で200kmしか走ってない実感と、このグラフから読み取れる数値から分かることは・・・
- 一番軽いギアの組合せは、コンパクトドライブのイン×ローでは1.36回転、ノーマルドライブでは39÷25で1.56回転します。僕が朝練をしている自衛隊外周10kmのコースに行くには、まずちょっとした坂を上らないといけません。この坂はママチャリで高校生なら立ちこぎ、オバサンなら押して上がる坂です。僕はこの坂をこの一番軽いギアの組合せで上っていきます。もし、ノーマルドライブだとしたら、一番軽い組合せはコンパクトドライブの軽い方から2番目と3番目の間になるわけですから、立ちこぎしないと上っていけません。これって、ロードバイクは僕には無理かもと挫折させる第1歩に十分ふさわしいことです。なお、いまは2番目でなんとか上っているので、脚力が上がれば・・・ ガンバロ!
- フロントのアウトとインの歯数の差は、コンパクトドライブでは16(=60-34)、ノーマルドライブでは13(=52-39)です。差が大きいと言うことはフロントのアウトとインで、リアのギアが重なる部分が少ないと言うことで、実際にコンパクトドライブでは6枚、ノーマルでは7枚(正確には6枚ですが)になります。これはまだはっきり分かりませんが、「ロードバイクビギナーズ 2 実践編」でのぼり坂に差し掛かったら、フロントをどちらにするかの見極めを早めにする必要があると書かれていることに関係してくるのかなと思います。実際に初めて上るちょっとした坂でもアウトのまま上ろうとして、途中でこれじゃ無理だと思い、インに切り替えた時、チェーンが外れてしまった(外してしまったかな)ことがあります。練習しよっと!
- 平坦な道を走っていても、ペダルの回転数(ケイデンス)をキープしようとすると、ほんの少しの勾配や風の向きで頻繁にギアチェンジをします。こんなときに軽いギアがあることはうれしいものです。また、脚力がないから重い方のギアを使うことなどあまりないし、急な下り坂でも無理はしません。だって、停まる・曲がるの技術がないから、落車(ころぶ)する可能性も高く、怖くて仕方ありません。いろんな道をいっぱい走りたいな!
自転車に乗らない人から見ると大した話ではないかもしれません。でも、クルマに例えるなら、F1で開発された最先端のマシンを公道に持ち込んだような自転車が100万で買える。エンジンは自分自身だから練習しだいで脚力という馬力・トルクがどんどんあがる。そして、コンパクトドライブが登場したことで、僕のような初心者にも、より身近になりました。実際、僕が買ったエントリーモデル向けのコンパクトドライブ(シマノ FC-R600)が発売されたのは2006年11月、去年のいまごろにはありませんでした。自転車はまだまだ進化しているのです。さらに、クルマやバイクが電子部品を多用することで、いじり倒す遊びの部分が減っているのに対して、自転車はメンテナンス・部品交換などが気軽にできる大人のオモチャです。距離を走ることを、早く走ることを上達させるには体力・技術の向上が必要で、それがどんな初心者でも自分で体感でき、自分のペースで走りながら健康管理もできます。
当分やめられそうもありませんね。楽しくて
追記
もう少し軽くしたい時は、フロントのアウターの歯数を減らす方法があり、シマノ Shimanoからはアウター50Tしか販売されていないので、スギノ Suginoのアウター48Tに交換します。(FACOMさん、情報ありがとうございます)
#今日の朝練 DST:56.6km TIM:2hour26min ODO:258.9km
コメント
コメント一覧 (12)
登りがもっと楽になりますよ。
登り中心のイベント参加できる様に、
13T〜27Tのスプロケットに交換しておく、
という手段もありますね。
アウターを48Tにしておくと、
アウターの使用頻度も上がりそうです。
ツーリング中心だとその辺までしておけば、
問題は無いかと思われます。
その様子が、ホントによく見えます。
非常に健康的な趣味で、長く続けられる事を
お祈りします。
僕は、バイクが再燃してます。
ヒルクライムのあるAコースにしないと...
FACOMさん、フロントとリアのギアの組合せは悩むところですね。もう少し走りこんでから、ご意見を参考にさせてもらいたいと思います。まずは、歳相応の体力にしないと、あまりに軟弱過ぎて
ハナジロ〜さん、自転車が走りながら、こんなに頭を使うスポーツだとは思っていませんでした。バイクの再燃、あっちで読ませてもらってます。
ぶひおさん、いやいや、まだまだ、平坦な道を選んで走ってる段階だし、もう10kgくらい重量が落とさないとねぇ
脚力に合わせたギアにした方が良さそうです。
自分はコンパクトドライブを使用していないので、
坂を見ると避けたい気持ちがありました。
先日の鈴鹿で、脚力の無さに打ちのめされて、
気持ちを入れ替えて、坂に挑戦する方向に切り替えました。
来月の蔵王山に挑戦するのも、そんな気持ちからです。
でも、今のままでは、登り切る自信が無いので、
コンパクトドライブとスプロケット交換を、
考えているところでした。
コンパクトドライブ、良いっすよ♪
僕のTREK1400はコンポがShimano105で統一されてるので、部品交換が比較的安くできるメリットがあります。スプロケットは今使っている
12-25(12-13-14-15-16-17-19-21-23-25T)
より軽いギア比の組合せは
12-27(12-13-14-15-16-17-19-21-24-27T)
があります。
もう一つ上のグレードUltegraなら
13-25、14-25、15-25、16-27
なんて組合せもあるようです。
シマノにはアウター48Tってあるのかなぁ?
スプロケットのばら売りってあるのかなぁ?
とにかく、コンパクトドライブにしてなかったら、絶対挫折していたと思っていますし、まだロードバイクに乗り始めて1ヶ月弱ですから、も少しこのまま乗って、ある程度脚力が付いてから、いろいろいじろうかなと思ってます。
現在の50×39Tに比べ、ギア2枚、軽い組み合わせが作れます。
スプロケットは、シマノのHPで見ると、展開図に部品番号があるので、入手可能ですよ。
アウターの48Tはシマノでは無いかもしれませんが、他社での対応品があると思います。
これでぐいぐいクライミングできますね♪
他社の対応品ってあるんですね。知らなかった。調べてみます。
おっ、スギノは《》Manma部長のホームタウン、奈良市にあるんだぁ〜♪
もう一つ替えれるところが出てきます。
R変速機のトータルキャパシティが29Tなんですが、今までだと、フロント50×34Tで16T、リア12−25Tで13Tで、合計29Tのキャパシティいっぱいだったんです。
チェーンリングのアウターを50Tから48Tにすると、余裕が出来るので、リアスプロケットの大きい方の3段(一体式になってます)を21−23−25Tから21−24−27Tに交換可能になります。
シマノ105の21−24−27Tの部品番号は、Y−1ZF98070です。
アウター交換時に一緒にやってみてはいかがですか?
いろいろ奥が深いですね。
また、あれや、これや、欲しいものがあるから財布と相談しないとね(爆)