サイクルコンピューター

ロードバイクはギアの段数が多い(僕の場合、前2段×後10段)ので、ギアの変速をあまりせず重たいギアを少し我慢しながらグイグイ踏むより、足への負担がかからない軽めのギアをこまめに選択(変速)しながら、常にペダルを一定の回転で回した方が長い距離を走れます(走れるようです、かな)。初心者がペダルの回転数(ケイデンス)を一定にするには、それを数値で表示してくれるサイクルコンピュータが必要です。僕が買ったロードバイクには、シマノの105と言うコンポーネントが付いているので、それに最も適したサイクルコンピュータは操作性を考えるとコンポーネントと同じメーカーのシマノSC-6501フライトデッキシマノSM-6501センサーキットですよと自転車屋さんにススメられて購入しました。

ケイデンス(ペダルの回転数、単位はrpm)は、最初は80rpmに維持できるようにし、慣れてきたら90rpmを目標にしてくださいと言われ、走ってみると80rpmって結構速いなぁと思いましたが、朝練ですれ違う気合の入ったのローディたちは、もっと早く回しているので、試しにギアを1段軽くして90rpmで回してみたら、何となく、その方が楽かなと思いました。その疑問、ある段を80rpmで回した時のホイールの回転数を1段軽い段ではペダルを何回転させれば良いか、エクセルで計算してみたら、僕のカセット(後ろの10段 12-13-14-15-16-17-19-21-23-25T)の場合、85〜89rpmとなりました。つまり、ある段を80rpmで回すより、1段軽くして90rpmで回した方が感覚的に疲れず、同じスピードが出せることになります。早速、目標を90rpmに上方修正しました。ただし、回転が早くなるとペダリングが安定していないことがよりはっきり出て、ペダリングがギクシャクすることが次の課題となりました。

それにしても、今のサイクルコンピュータはすごいですねぇ〜

サイクルコンピューター

フロントフォークに付けたワイヤレスのセンサーで、前輪の回転を感知します。

サイクルコンピューター

前輪の回転からクランクの回転を計算するには、前後のギアが何番目になっているか分からないと計算できません。シフトレバーのカバーに小さな突起があるのが分かりますか?

サイクルコンピューター

カバーをめくると、小さなスイッチがあります。このスイッチの中にギアセンサーも組み込まれています。くわしくはこちらで。

サイクルコンピューター

バーテープの中から左右2本ずつのケーブルが出ていますね。太い方はブレーキワイヤー、細い方がセンサーのケーブルです。

サイクルコンピュータ

この表示画面はマイル表示ですが、実際にはキロ表示に設定しています。一番上が時速、真ん中の丸印が前後のギアのどれを使っているか表示します。そして、下の数値は両方のシフトレバーに付いているスイッチを使って、表示を切り替えたり、スタート、ストップ、リセットができます。スイッチがシフトレバーに付いているので、ハンドルから手を離す必要がないし、表示部にスイッチがないので文字が大きいです。さらに、ギア表示もあるので、実際のギアを見なくても、どのギアを使っているか分かるので、安全です。

サイクルコンピュータ

mode1(モード1): CLK 時間 > TIM 走行時間 > DST 走行距離 > ODO 積算距離 > STW ストップウォッチ
mode2(モード2): rpm ケイデンス > VEL メイン表示ケイデンス > MAX 最高速度 > AVE 平均速度 > CNT ラップカウンター

表示モードは2つあり、モードの切り替えはハンドル右側のボタンを2秒以上押し、モード内での切り替えは同じボタンを短く押します。ストップウォッチと走行距離・走行時間は別系統でハンドル左側のボタンでスタート/ストップ、両方のボタンを同時に押すとリセットです。考えてあるなと思ったのは、モードを切り替えると何が表示されていても、モード1は時間から、モード2はケイデンスから始まります。僕は一番最初の写真のようにメイン表示ケイデンスの状態で常にケイデンスを上部の大きな文字表示にした状態で走っていますが、ちょっと時間を見たいなと思ったらボタンを長押ししてからチラッと見て、もとのメイン表示ケイデンスに戻すには長押ししてからチョイ押しするだけなので、表示を切り替えるために目線を下にする必要はありません。初心者としてはギアがどこに入っているかも見れるから便利です。シマノのコンポを使っていたら、これがオススメって言われたことを実感しています。くわしくはこちらで。

エンジンは相変わらず人力ですが、コンピュータは進歩していますね。