上海楼

久しぶりの餃子ネタです。「浜松餃子、見た目で勝負!」以来、実に2週間ぶり。その間も餃子探検は続けていて、まだ載せてないお店が数店あります。えっ?そんな前に行って味を忘れてないか?って。大丈夫です、ポイントだけはメモしてありますので、ご安心ください。

さて、今回は浜松餃子ではありません。フレンチ・ブルー・ミーティングで長野県茅野市の車山高原に行くので、どうせなら美味しいご当地餃子でも食べて帰ろうと思い、ネットで検索したら、これは行く価値ありと言う店を紹介しているブログを見つけました。

で、当日まで1人で行くつもりでしたが、餃子好きのTom-Zさんに話したら、「もちろん、お供します!」とひとつ返事でした。自宅とは反対方向に片道100キロほど行くのですが、Tom-Zさんもトリップメーターが壊れてる仲間のひとりですから、気にしないようにしましょう(爆)

さて、どんな餃子に出会えるのかな・・・

浜松餃子探検シリーズ (単なるエントリー順で、評価・ランキングではありません)

上海楼

いつものように、帰りの渋滞を避けるため、車山を3時に出発しました。Tom-Zさんには「帰りの道中にある、ネットで見つけた餃子屋さんに寄ってくんだぁ〜」くらいしか話してないのですが、どうも行列ができる人気店のようなので、開店5時に間に合うように中央高速を下ります。5時ちょっと前に店の前を通過し、事前に電話して確認した駐車場に停めます。この立派な市営駐車場、1時間は無料です。太っ腹、飯田市!

上海楼

お店の周辺は再開発されたとてもきれいな街ですが、日曜の夕方なのにほとんど人が歩いていません。Tom-Zさんもちょっと心配顔だったので、「実は行列ができる店らしいよ」なんて話をしながら歩いていくと、親子3代の家族連れが前を歩いています。「意外とあの人たちも上海楼に行ったりして・・・」と言っていると、その通り上海楼に入って行った時は二人で顔を見合わせ爆笑でした。

上海楼の昔の店構えはこっちね

上海楼

お店の正面にメニューがドーンとあります。中に入ると30席ほど。ほんの10分前に通った時は誰も並んでないし、電気も付いていなかったのに、まだ開店して5分ですでに半分の席にお客さんが座っています。不思議、どこから来たんだろう・・・

上海楼

店員さんに人気メニューを聞くと、中華そば、チャーシューメンか、ワンタンメンとのこと。要するに、しょうゆ味が人気なんですね。ってことで、ワンタン(のみ)にも心がひかれましたが、初めてなのでおススメの中華そばを頼みました。ちなみに、Tom-Zさんはチャーシューワンタンメンです。大丈夫かなぁ〜。ネットに量が多いって書いてあったけど・・・ もちろんTom-Zさんは、そのことを知りません。

上海楼

そして、お目当ての餃子は一皿ずつ注文しました。・・・と、店内を見回すと開店15分にして、大入り満席です。

上海楼

まずは、僕の中華そばです。一般的な大きさのドンブリに太目のストレート麺がドーンと入っていて、スープもこぼれそうです。

上海楼

すぐに、Tom-Zさんのチャーシューメンも運ばれてきました。Tom-Zさん「す、すごい!」の一言。昔ながらのあっさり味の中華そば。美味いです。ただし、麺の量が普通の1.5倍、つまり大盛りは十分にあります。チャーシューの下には、ワンタンもこれでもか!と入っています。麺は一口食べるとちょいとゆですぎかなって思いましたが、食べ続けるとねっとりした食感なんです。これぞ、飯田ラーメンの特徴のようです。飯田市も太っ腹ですが、中華そぼに300円プラスして、このチャーシューとワンタンの量は、上海楼も太っ腹です。

上海楼

そして、餃子が来ましたぁ。キャベツの上に揚げ餃子が並んで、さらっとしたタレがかかっています。テーブルにはラー油がありません。見た目もちょっと太った餃子って感じ。一口食べると、ん???(実際は?マーク20個くらい)食感がすごくモチっとしてます。

上海楼

味は美味しい。でも、変わってます。具を見るとうどん粉のようなものが入っているようにも見え、小さなお好み焼きを餃子の皮で包んで揚げてあると言う方が分かりやすいかもしれません。

やはり、分からないことは聞くのが一番です。となりのテーブルの家族連れの僕と同じ年代のお父さんに、「すいません。僕たち、長野に行った帰りに(ここも長野県だと、後で気づく。)、静岡県と神奈川県から来たので、ここのラーメンが美味いと聞いて、寄ったんですよ。飯田ラーメンって、どこもこんな感じですか?」と。どうも上海楼から別れた店が何件かあるらしく、それらの店は同じ感じですが、それ以外の店は普通のラーメンのようです。さらに、少し時間を置いて、「一番人気はここだけど、飯田駅のすぐ前にある新京亭も違った感じで美味しいよ」とのこと。「餃子は?」と聞くと、そこも上海楼から出た店らしく、餃子は同じ感じだそうです。餃子が違ってれば、無理しても行ったかもしれませんが、すでに満腹だったので、「次回、また来ます(いつだ!?)。ありがとうございました」とお礼を言いました。飯田市の人は親切です。それに、その家族連れは皆さんチャーシューワンタンメンを注文していました。でも、太っ腹ではありません。大食漢ではあります(爆)

お勘定する前にトイレに行き、厨房を眺めると、餃子をひっくり返していました。先に蒸していたように思えるフタがそばにあります。さらに、お勘定をする時に、こんどは横からのぞきこむと、先ほどのフライパンの中に油がたくさん入れられ、揚げていました。分からないのは食感です。で、店員さんに聞くと、「これが普通の餃子ですよ」と言う不思議そうな顔をされながらも、「片栗が入っているかも・・・」とのことです。なるほど。それにしても、モチっとしてます。真相は分かりません。

お店の外へ出ると、何人かのお客さんが席が空くのを待っていました。 恐るべし、上海楼。恐るべし、飯田ラーメン。そして、飯田餃子(上海楼餃子かな)でした!