音楽系で行こう !

音楽系で行こう!(音楽ライターが経験してきた、音楽界100の物語) / 印南 敦史

もうお気づきの方もいるかもしれませんが、音楽(CD)の記事が最近増えています。

週末は家で過ごすことが多くなった(引きこもり?)り、昔のCDを連鎖反応で買い集めたりしてることもありますが、この本を読んだことが多分に影響していると思っています。

僕みたいなシロウトでも、大好きなミュージシャンの応援をブログに書いても良いんだ♪
って思えたからです。

著者からの内容紹介
 この本は『音楽ライター残酷物語』とか、世間によくある『音楽ライター養成講座』ではない。悲惨さをさも悲惨そうに書いたところで、そんなことになんの意味もないと思っているし、音楽ライターを養成できるほと偉い人間でもない。
 だから『これはこうあるべき』とか『こうしなくてはいけない』と断定するようなことは避けたいし、あくまで自分の経験に沿ったかたちでしか伝えることができない......。
 マクドナルドのようにマニュアルが通用する世界でもないので、ひょっとしたら自分の通ってきた道を示すことが、そのままなんらかのアドバイスになる可能性はあるのではないかと思う。

出版社からのコメント
 すべてのフリーランス&フリーランス志願者が知っていたい赤裸々な話です。
 専門誌ライターという自由業の中身をここまで書いてしまっていいの? 音楽ライターとして活躍している著者の原稿を書いていくという想いのすべてが詰まっています。

amazonの「なか見!検索」の目次を読んで興味を惹かれましたが、実に面白い内容で、「なるほどなぁ〜」と感心しつつ、一気に読んでしまいました。


ブラックミュージック この1枚

ブラックミュージック この1枚 / 印南 敦史

本の裏表紙には・・・

これぞ、ブラックミュージックBEST OF BEST! マーヴィン・ゲイ、リック・ジェイムスから、ベイビーフェイス、ガイまで - ブラックミュージック専門、でも聴いて気持ちいい音楽なら何でも好きという著者が、60〜80年代のソウル、R&B、ファンク、ヒップホップのアーティストを厳選紹介。文庫初のコンプリート・ガイド。

と書かれていますが、僕としては「はじめに」の中で書かれている・・・

これはガイド・ブックではない。もちろんアーティストについての基本的な情報は押さえてある。が、そういうことを伝えるために書いたわけではない。音楽のひとつの構成要素であり、僕自身にも大きな影響を与えてくれたブラック・ミュージックについての雑記みたいなものだ。だから、とてもパーソナルだし、推薦盤としてピック・アップしているものだって必ずしもそのアーティストの最高傑作であるとは限らない。そもそも最高傑作に基準があるわけではないのでだから、そんなの人それぞれ違って当然なのだ。だから、僕が「いいなあ」と感じたり、そごく感動したり、つまりなんらかの感情が絡まったものを取り上げている。

の方がこの本を的確に表していると思います。(著者自身の文章だから当たり前か?)

700ページオーバーの文庫本で100人のアーティストを題材に書かれたエッセイ。それにしても、いきなり

  • 1. ビル・ウィザース
    死にかけてるくせにおにぎりを食うな!

で始まっちゃって、ひっくりかえりました。・・・印南さんの本はとにかく面白い