megane1


  メガーヌ3が発売(5/26)されて約1ヶ月が経過しました。

が、しかし、

試乗レポートがあんまし載りませんねぇ。注目されてないってことか・・・。(寂)

でも、

メガーヌ2乗りから見ると、正しい評価されてると思うのは贔屓目(ひいきめ)?

(レポーター様、感謝です。ペコリ。)

megane2

日本における新型メガーヌのラインナップは、「メガーヌ プレミアムライン」と「同GTライン」のふたつ。いずれも2リッターの直列4気筒エンジン(140ps)にCVTを組み合わせ、後者は足まわりやタイヤがスポーティな設定となる。 まずは「プレミアムライン」の運転席に収まり、ベージュ基調の明るいインテリアを見わたす。少し傾斜のついたメーターパネル以外、特筆すべき“仕掛け”はない。プラスチック類の質感も、今のこのクラスの標準といったところ。 ただし、一見なんの変哲もないけれど座ればわかるシートのほっこり感は大したものだ。

一般道から首都高速、そして中央道から富士山周辺のワインディングロードと、あらゆる速度域、いろんな路面で乗り心地は抜群にいい。低速域ではソフトで快適、高速ではそこに姿勢をフラットに保つという美点が加わる。ステアリングホイールの繊細な手応えや、ホールドしていないと見せかけて実はやさしく体を包むシートとあいまって、このまま500kmぐらいはノンストップで突っ走りたくなる。 基本シャシーは従来型のキャリーオーバー、サスペンション形式も変更はない。おそらく、これが熟成が進んだということなのだろう。普通のプリンが、なめらかプリンになったぐらいの違いがある。今回の“民生用”の前に日本に導入された「メガーヌ ルノースポール(RS)」の足まわりの出来のよさにびっくりしたことを思い出した。

ここで、「GTライン」に乗り換える。黒基調のインテリア、体をぐっと拘束するシート、そして締め上げられたサスペンションと17インチのタイヤ(プレミアムラインは16インチ)。きびきびとした手応えは「プレミアムライン」とは別モノだ。 ステアリングホイールの操舵(そうだ)に対する応答は正確無比、前後バランスのよいロール姿勢を保ちながらコーナーを抜けるあたり、「メガーヌRS」との血縁を感じさせる。 ただし、ここでひとつ問題が。ギュンというコーナリングと、ほのぼのとしたCVTの相性が悪いのだ。ここはやっぱり、切れ味の鋭いトランスミッションがほしくなる。

ということで、「プレミアムライン」はだれにでも薦められるばかりか、先鋭的なフランス車マニアも面白がれるクルマに仕上がっている。従来型より後席が広くなっているのは、直接比べたから間違いない。見かけは普通だけれど中身はおフレンチという、先祖にあたる「ルノー19」の伝統も継承している(?)。一方で、「GTライン」は個人的にいまいち存在意義がわからなかった。 それにしても「プレミアムライン」の乗り心地はよかったなあ(遠い目)。なんて、試乗記の定型におちてしまった。


renault

欧州が誇るナンバー1小型車といえば、真っ先に浮かぶ名前はVWのゴルフかもしれない。では、ナンバー2は?…実は2010年の実績で、ナンバー2は「ルノー メガーヌ」だった。しかもゴルフの販売が伸び悩む一方、メガーヌは前年比17%のアップということで、2011年はトップを奪うのではないかと予想されている。その大きな根拠となるのが、この度ようやく日本導入を果たした新型メガーヌの実力だ。

ただし、単なるイケメンじゃないところがルノーだ。低く見えるのに、全高は先代より1cm高くなっているし、室内のヘッドクリアランスは4cmもアップ。ボディの1/3がガラスというダイナミックさと、ラゲッジ容量を370リッター(旧型比+40リッター)確保するユーテリティを兼ね備えている。

さて、いよいよ室内に乗り込むと、そこはさりげなくルノーワールド。まず気になったのはメーターの傾斜で、「どうしてこんなに上を向いているのでしょう?」 質問すると「うーん、それもデザインですね」とのお答えが。シフトレバーは長すぎる気がするし、シフトゲートも開きすぎな気がする。エアコンに「AUTO」の他に、「SOFT」と「FAST」というスイッチがあるのはジョークか、本気か。こういった感性の面白さが、ルノーにハマるひとつの要因であり、もちろん私はそれが嫌いじゃない1人である。

最初に乗ったのは「プレミアムライン」。環八に飛び出し、スムーズだけど軽々しさのない発進フィールと、何より静かさ、落ち着いた乗り心地を実感した。ノロノロ渋滞では、アクセルを踏み込んで最初のレスポンスがくる部分が深めなので、慣れるまでは流れに合わせにくいかもしれない。でもそれも始めだけで、速度域が上がるにつれてなくなり、東名高速に入った頃には加速する度に沈み込むような、粘り気のある走りにエキサイト。何度でも追い越しレーンを使いたくなる感じだ。

そしてもうひとつのグレード「GTライン」は普段使いに乗れるスポーティを強調。メガーヌR.S.と同じメーター文字盤やシートを採用し、バネレートをフロント12%、リヤ10%アップした他、12mmのローダウンも施した。タイヤが17インチということもあって、後席の乗り心地はポンポンと跳ねてしまうけれど、運転席では別世界のようにドッシリと、かつ一体感のある身のこなしに気分爽快だ。

また、試乗した全員一致で絶賛だったのがシートの良さ。前席はまるでハンモックに寄りかかっているようなフィット感があるし、後席はたっぷり厚いクッションと背もたれがリラックスさせてくれる。聞けば、数種類の内蔵クッションを部位によって使い分けているという。その代わり、この厚みをフラットに畳むのは諦めたようで、ラゲッジを広げると今時ありえない段差のフロアになる。でも、シートにしっかり座れば安全性も快適性も高まる、と言われればそれもまた納得だ。

こうして1日を共にしてみると、「面白いクルマにしたい。でも、誰でも安心して運転できるクルマにしたい」という新型メガーヌに込められたルノーの想いはどっぷりと、こちらの胸に響いたのだった。


やっぱしGTラインにはマニュアルですよルノージャポンさん

そもそも、Renault UKのメガーヌ・ハッチのラインナップを見ると、GTラインにはCVTはありません。そして、できれば、1.4(かな?)ターボ(TCe 180ps)に乗りたいです。

  • Bizu 1.6 100
  • Dynamique TomTom 1.6 110
  • Dynamique TomTom TCe 130
  • Dynamique TomTom 2.0 CVT 140
  • Dynamique TomTom dCi 110 ECO
  • Dynamique TomTom dCi 110 Auto EDC
  • Dynamique TomTom dCi 130
  • GT Line TomTom TCe 130
  • GT Line TomTom TCe 180
  • GT Line TomTom dCi 110 ECO
  • GT Line TomTom dCi 130
  • GT Line TomTom dCi 160
  • Expression 1.6 100
  • Expression 1.6 110
  • Expression dCi 90
  • Expression dCi 110 ECO
  • Expression dCi 110 Auto EDC

メガーヌ・クーペのラインナップ

  • Dynamique TomTom 1.6 110
  • Dynamique TomTom TCe 130
  • Dynamique TomTom 2.0 CVT 140
  • Dynamique TomTom dCi 110 ECO
  • Dynamique TomTom dCi 110 Auto EDC
  • Dynamique TomTom dCi 130
  • GT Line TomTom TCe 130
  • GT Line TomTom TCe 180
  • GT Line TomTom dCi 110 ECO
  • GT Line TomTom dCi 130
  • GT Line TomTom dCi 160
  • Monaco GP TCe 130
  • Monaco GP dCi 130
  • Expression 1.6 110
  • Expression dCi 90
  • Expression dCi 110 ECO
  • Expression dCi 110 Auto EDC
  • Renaultsport 250 Cup
  • Renaultsport 250
  • Renaultsport 265 Trophy Limited Edition

あちらではナビ付き(=TomTom)が当たり前?。


megane3

メガーヌ2にも、GTは存在していました。

megane4

2年半前にもGTに乗ってみたいと小さく主張したんだけどなぁ。


さてさて、シトロエンのDS4はどうなるのかな?

試乗会場には、秋以降に発売される予定のDS4も展示されていた。デザインで注目されるのは間違いなくこちらだ。でもひと足先に登場した「C3」と「DS3」のコンビでは、見た目が個性的なDS3に対し、走りが個性的なのはC3のほうだった。Cセグメントの2台にも同じ関係が成り立つのではないかと、新型C4の乗り心地を味わいながら思った。

追記:

この森口さんのレポートは流石です。