EURO NCAP(ユーロエヌキャップ)はヨーロッパで実施されている自動車安全テストで、世界各国で実施されている同様の調査の中でもっとも知名度が高く権威があるとされています。Wikipediaの最高評価にはこう書かれています。

2006年4月現在、フランスのルノー社の8車種(ルーテシア、メガーヌ、グランセニックなど)が最高評価の5つ星の認定を受けており、世界で最も多く5つ星の認定を受けた自動車会社となっている。なお、2001年に世界で最初の5つ星を獲得したのも同社の中型車のラグナである。

僕もメガーヌ2前期型(2.0AT)に乗っていた7年前にその当時のEURO NCAPの状況を記事にしていました。そして、評価基準は年々厳しくなっていて、現行メガーヌ1.6は2014年に星3つ、再評価でも星4つでした。(でも、特定モデル1.6だけってなぜ?)

2014年から最高評価である5つ星を取るには自動緊急ブレーキが必須となっている。なお、現在行われている自動緊急ブレーキ評価は低速域と高速域の対車両試験のみだが、2016年からは対歩行者性能の試験も追加される予定である。

年々厳しくなるからこそ威厳も維持され、ユーザーも気にするし、メーカーも必至です。まぁ、特殊な例として、日本で大人気のBMW MINIのように安全よりデザインを優先して、星5つは絶対無理だってあきらめてるとしか思えないメーカーもありますが。少なくともデミオの星4つにマツダはきっと残念がってるでしょうね。

で、EURO NCAPについて、もう少し考えてみたいと思います。


EuroNCAP

ルーテシアは発売された2012年の基準で星5つを取り、天晴(あっぱれ)です。

ん?ベースグレードは1.2Lターボなしだと思っていましたが、その下に1.0Lターボなしがあるんですね。1.2T>0.9T>1.2>1.0で、やっぱし0.9Tはスタンダードモデルです。


そして、以下は一番小さいサイズのカテゴリーであるSuperminiクラスのうち、日本で発売されているクルマを抜粋したものです。このクラスはVW PoloなどBセグメント以下、VW GolfのようなCセグメントはひとつ上のSmall Family Carクラスに分類されます。

実は、最近のテストでは名だたるCセグメントはほぼ星5つ、そして、上記を見ると、Aセグメントは星4つです。つまり、小さいクルマで星5つを取るのは大変なことです。だからそこ、次のルーテシア(いつだ?)には頑張ってほしい!そして、星5つの狙うなら自動緊急ブレーキを標準装備にしてくるってお話でした。


追伸:

Lutecia

ぴなおさんにいただいたコメントを裏付けるために写真を撮りました。

FF車で車両前方から見て(いわゆるボンネットを開けた状態)
エンジンが左でトランスミッションが右にある車の場合、一般的にエンジンよりトランスミッションの方が小さくクラッシャブルゾーンが大きく確保出来る事が多いので左ハンドルの場合は衝突に有利だと思います。

おっしゃる通りでした。ってことは、逆に言えば右ハンドルだと運転席側の方がクラッシャブルゾーンが小さいってことですよね。ん?もう20年近くフランス車に乗ってますが、日本車ってエンジンは左右が逆でしたっけ?

Lutecia

めったにボンネットを開けない僕なので、この際とばかりに覗き込んでみました。エンジンがめちゃ小さくて周りがスカスカです。この0.9Tの1.78倍も排気量があるルノー・スポールの1.6Tエンジンも入るのだから当たり前ですよね